2009-09-05

仁義と貸し借り

社会人であるということは法律守って経済的に自立して約束は守って、そこそこ身ぎれいにしていれば済むと思うのだけれど、世間の期待に添うというのは難しい。

それもひとにいわせればカンタンで、貸し借りをつねにきちんとして、場にふさわしい芝居が出来て、すべき挨拶をちゃんとすればいいだけだという。

でもそれが難しい。できるひとには分からないくらいすごく難しい。

田舎のぎちぎちのルールしきたりとかの話とかじゃなく、ふつうのつきあいでも、恩義の貸し借りをきちんとするというのは難しい。

だって、恩義の相場が分からないのだもの。つまり、恩義には定価がないから、いくら返せばチャラになるのか、さっぱり分からない。

だいいち、すべての相手に対するバランスシートをすべて記憶しておくとか、絶対無理だ。すごい記憶力だと思う。

ふさわしい場所でのふさわしいロールプレイに関しては、まあ、がんばれば出来るとは思うが、恩義については出来る気がしない。

みんな恩義とか、忘れちゃえばいいのに。こっちも返してもらわなくていいよ、と思うのだが、そうはいかないのだよなあ。

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