2009-08-29

息子達はこの国の崩壊をみるのか?

選挙に行く意味

 選挙、行ったほうがいいッスよ。何でって?いやこの国の政治形態って、民主主義なわけじゃないですか。そしたら選挙=民意の反映って事でしょ?この観点から「選挙に行かない」ってコトはどういう意味を持つかっていうとまあ何の意味も無いですよね。選挙の拒否=民意の反映する意思なし。ってことになるから、もう頭数にすらならない。まさに空気。てことは「選挙に行かない人」の立場は民主主義の場外にいるわけで、要するに非国民。

 勿論、選挙に行かない理由はあるのはわかる。

・賛同できるマニフェストを掲げる政党が無い

・支持する政党がウチの選挙区にいない

 でも、どれだけ思想、構想を考えていようがそれを外に向かって言わなきゃ何にも伝わらない。民主主義において政治に対する基本的な意思の伝達・表明が選挙権の行使であり、「選挙に行く」ということです。そういう意味で考えると、「選挙に行かないヤツはカスだ!」って、ぶっかけの上に天カスのっけながらわめき散らしてる、隣のラーメン屋の倅の言うこともうなずく部分があるわけです。ちなみに、俺はきつね派。油揚げうめえ!

俺が選挙に行く理由

 そりゃあオメー、ジジイどもがいい加減、つけ上がり過ぎでうざってえからに決まってるだろ!

 さっき投票は政治への意思表明って言ったけど、実際に政を行うのは政治家じゃないですか。けど政治家といえども、議員にならないと本格的な政治活動は行えない。だから選挙で市民に”投票”してもらう必要がある。政治家が、有権者に選挙で自分に投票してもらう方法と言えば有権者に対して、「私に投票してくれるとこんないいことがあるよ!」みたいなエサで釣るぐらいしか方策がない。つまり、政治家が選挙でやることは、”魚(有権者)が多く釣れるエサの明細(政策)を用意する”となる。で、ここ最近の投票率(*2)見てみると、50代以上の投票率が70%以上である一方で、20~30代は50%を切ってる。平均して30~40%くらい。当然、政治家はこの統計を視野に入れてる。だから必然、用意するエサの明細(政策)は50代以上の高齢者を狙ったものになる。

 ちなみに何で”エサの明細”かっていうと投票してすぐ有権者がエサもらえるってわけじゃないから。エサもらうには政治家に当選してもらわなければいけない。どっかのカルト信者達は票を確保することでエサが約束されるので勧誘に必死なわけです。つまり政策(エサの明細)がどうだろうが知ったこっちゃない。

 ところでエサを購入する代金、どこから手に入れてるか知ってます?若い有権者たちの日当の一部をはじめとした税金ですよ。ただでさえエサの代金、政治家のピンハネくらってるのに購入されたエサは高齢者にしか食べられない。で、その代金の請求先は俺らって、それどんな罰ゲームだよwwww

 エサくらってるヤツらは30年後には全員逝ってんだろ?そのとき残されたのは搾取された元・若い有権者(50~60代)、つまり俺ら。そしてそんな俺らを支えるのが、俺らが手塩にかけて育ててきた子供なわけだ。具体的には高齢者1人当たり、若者2人で支える計算らしい。しかも16歳以上全て動員して、ときてる。

 それが一番我慢ならない。この時代、この不況で子供を育てるのがどんなに大変か。今、子供を抱えている親達なら分かるはずだ。

苦境を乗り越えて、育てきった子供達に約束できる未来がそんなんで、やってられるのか?無理だよ。

 だって、お前、そりゃあ息子や娘には幸せになってもらいたいだろ?でも、そんな時代になっちゃったら、孫の顔を見るどころか自分の子供達の笑顔だって見れないかもしれないじゃないか。自分が苦しんで、必死こいて子供を育てるのは、せめて子供には幸せになってほしいからだろ?



 俺ら若いヤツらが選挙に行かなきゃ、ジジイ達が死ぬまでターンは回ってこない。そんなんでいいのか?

 俺は嫌だ。

 だから俺は明日、投票に行く。

 自分の未来をせめて少しでも明るくするために。

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