2009-08-29

結婚を期に仕事をやめ、専業主婦をしている友人の話。

なぜだか、主婦になってから、仕事を持っている友人を褒める(?)ようになった。

「満員電車に乗って、ちゃんと毎日同じ時間に出勤してて偉いよ。

 自分にはもうできない」

仕事の愚痴を言っていたわけでもなければ、

主婦は楽そうでいいなどと揶揄ったわけでもない。

何度となく言われ、その度になんとなくもやもやしながら聞き流してきた。

あまりにも繰り返し言われるものだから、

主婦になったことにコンプレックスでも感じているのかとも思った。

そして、なぜもやもやしたものを感じてしまうかといえば、

確かに労働することはそれなりに大変ではあるけれど、

それ単体を褒められても困るのだ。

必要にせまられて働いているのであって、働かず暮らせるならば、

迷わずその道を選んでいるかもしれない。

国民の義務を果たそうなどという気持はさらさらなく、

褒められるところなど何ひとつない。

友人が仕事を持っている頃は、私なんかよりよほどがんばって勤めていたことを知っている。

あんまり繰り返し言われ続けて、あるとき、ふっとある考えがよぎった。

”働かなければならない私達をバカにしてるんだろうか?

 遠まわしに専業主婦におさまった自分を自慢したいんだろうか?

私はこんなことを考えた自分に愕然とした。

私は結婚しておらず、働き続けることは自分にとって必然だ。

専業主婦をうらやんだことなど、ないつもりだった。


一見言葉としては褒めているように聞こえるそれに、不愉快だと伝えることは出来ず、

もやもやしている。

  • どういう状況で出た発言なのかや、その友人が何故専業主婦になった経緯が不明だけれど、 一般論として考えれば増田の最初の予測通り主婦になったことにコンプレックスを感じている...

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