2009-08-26

http://anond.hatelabo.jp/20090825234443

二つの考え方があって、

1、

「選挙に行く人々はほとんどが自分の利権のために行くわけではない。

 自分が投票したところで、その結果が自分の利益になるとは限らないから」

とした場合、世の中の多くの人がアホであることになる。

「自分にストレートに物理的な利益が還元される行動だけが真理である」というのはどういうことか。

それはアナーキーな世界だ。

「政府などは不要である」という結論に結びつく。

政府が直接に自分の利益になることはないから。

人を騙そうがなにをしようが、物質的な富を得ることがすべてということだ。

その世界では、もちろん法律などは不要だし、人を殺しても罰せられることはない。

そのかわりにいつでも殺される危険があるし、突然殺されても誰にも文句は言えない。

ナイジェリアや南アフリカ共和国の一部はそういう状況になっている。

彼らが全体としてうまくいっているように見えるならアナーキズムも悪くないだろう。

2、

「選挙に行く人々は自分の利権のために行く。

 自分が投票することで、ほんの一部であっても政策に意見を反映することができるから。

 自分は1人ではなく、大きな集団の中の1人だから、集団の利益を代弁する必要がある」

とした場合、彼らは自らの利益に沿って行動していることになる。

つまり、「得にならないことをしている」という指摘は誤りだ。

彼らは彼らの得になることをしているのだから。

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