■美について
個人的に、「美」というものは数ある価値観の根幹たるものではないのかなあ。
善悪にしてもそう。愛にしてもそう。原初にある確かな観測基準として、確固たる地位を持っているのではないのかなと思う。
ただ、この「美」ってやつはとても捻くれていて、それ自体が統一的な価値観じゃないのが問題だったりする。
相対的な価値基準だからこそ、ものによっては嫌悪と愛好の対象に同時になりえるんだろう。
だから、全ての「美」を理解することは凡そ不可能なことだ。
でも、数ある「美」を受け入れて、存在を認めることくらいはできるんじゃないかなあと思ったりする。
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