「欲望というのはシールのように、対象にべたりと貼られてしまうものだ。その対象は自分では選べない。
そして、最悪なことに、こいつの接着剤は協力で一度貼ると二度とはがれない。
自分がほんとうに好きなものをただ愛し、欲望を抱くだけで、世界中から犯罪者として扱われるのがどんな気持ちか、
きみには想像もできないだろう。同性愛のほうがいくらかましかわからない。すくなくとも現代では職をなくすことも、
刑務所にいれられることもないからな。わたしは決して愛してはいけないものを、一生愛し続けるしかないんだ」
現代の法で罰せられる対象しか愛せないのに、絶対にその指向は変えることができない。
だから法を侵すことなく、いや、法を侵さないために、己の欲望を満たし吐き出せる代替物を求める。
その代替物さえも規制されたら、欲望の矛先はどこに向けられるのだろう。
死ねば? と言って貰いたいんだろうか。
何かアプローチ方法がキモい
そういえば、最近石田衣良の著作をチェックしなくなってしまっていたことに気づいた ありまと