2009-05-30

会えば軽口をたたき合う仲だ。よく似ているといわれるし、自分でもそうだと思う。しぐさもものの考え方も、突っ込むスピードも意地っ張りなところも二人よく似ている。似ているからわかる。わかるから気が楽。そういう仲だ。

昨日、彼は今日デートのことで誰かと相談していた。どこに行こうか、相手は何が好きなのか、わからないけどとりあえずいけばいいんじゃねとかいって窘められていた。そういうところまでよく似ている。価値観の違いに気づくのが怖くて、よく分からないけどと言いながら突っ走るところとか。その気持ちはよく分かる。

でも彼は私には相談はしてこなかった。まぁそんなもんかなとは思う。彼にとっては単に軽口をたたき合う仲というだけで友達ですらないのかもしれない。でも、その話が耳のはじっこに引っかかっていつまでも消えていかなかった。

今頃どんな顔をしているんだろう。どうしてその隣に私がいないんだろう。叶わないとわかってるのに好きになる。いつまでも気にかかっている。

いつも、好きになっても振り向いてもらえない。好きになればなるほど空回りして友達という枠の中に収まってしまう。確かにその方法は嫌われることもないからいいんだけれども、もどかしさを覚える。

はじめから何も思わなくて、ただ仲がよく特に意識もしなかった相手には、空回りもしないから好意を寄せられることがある。私にはもったいない人のことが多いから、つい断ってしまう。意識したら空回りしてしまう気がする。好意を寄せられることは嬉しいけどそれは好きとは違うよね。好きになった人に好かれたいよ。もう友達はいいよ。

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