2009-05-04

自分家族被害者だったら」という視点は必要ない

最近では時効撤廃に向けて頑張っておられる被害者遺族の皆さん。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090503-00000030-mai-soci

この中で作家柳田邦男氏がこう言っている。

自分家族被害者だったらという視点が必要だ。

これは被害者遺族の常套句でもある。

司法警察といった、物事を客観的に考えなければならない分野に、どうして主観的要因を持ち込む必要があるのだろうか。

身近な状況を想定しないと物事を考えられないというのは、単なる想像力の欠如だ。

被害者遺族は想像力が欠如しているのか?

もちろんそうではない。

彼らはただ、「裁判官警察官も私たちの望むように動いてくれない」という不満から、

「私たちが置かれている状況をもっと考えてくれ」と言っているだけなのだ。

つまり、「自分家族被害者だったらという視点が必要だ」というのは、「私たちに同情してください」の言い換えにすぎない。

そんな戯言に付き合って、貴重なマンパワー無駄にしたり、刑罰が過激化されるようなことがあってはならない。

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