■カップ
母が湯飲みをとり落してしまった。
高齢の母は握力がなくなっていたのだ。
高価なものでは無いが、長年愛用していた湯飲みを割ってしまったことでとても落ちこんでしまい、食欲も減ってしまった。
そこで、私は新らしい湯飲みを買おうと母を連れて陶器市へ行くことにした。
しかし、実際に見当してみるとどれもこれも今の母が持つには危なっかしい。
色々な店に行き、最後にホームセンターで「握力が無くても持ち易い軽量なカップってありませんかね?」と尋ねてみると、「それなら丁度良いのがありますよ」とプラスチック製のカップを出してきた。
良くみると目盛がついている。
そりゃ計量カップや!
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