付き合ってた彼女が居た。
とあるイベントで出会い、メッセをしていくうちにどんどん助けたくなって。
今考えるともしかすると、好きという気持ちよりも助けたいという気持ちの方が強かったようにも感じる。まぁそれは別の話なわけだが。
彼女の喜ぶ顔が見たくて、俺が常連のmixiのローカルなカラオケオフに誘った。彼女は付いてきてくれた
彼女は非常に楽しんでくれた。そしてとてもそのオフが大切だと言ってくれた
僕自身そのオフが非常に大切な物だったので共有出来たことが嬉しかったし、オフ内の問題などを相談するのも不謹慎だが何故か嬉しかった。
何回か会ったのちに告白した。そしてOKをもらい、僕たちは付き合う事になった
公にはしなかったが、恐らくオフ面子はほとんどみんな知っていただろう。
イベントには一緒に行ったし、オフもよく遅刻する彼女を迎えに行くのはいつも俺だった
カラオケ屋から抜け出し、駅まで迎えに行くその道中がとても楽しかったのを覚えている
彼女はとても感情が豊かで、絵もうまく、文章にするのもとても惹かれる
あの人はこういう事を考えているのか…と。難解な文章を一つ一つ解読していく作業はとても疲労を伴い、楽しかった
一般的な「普通」とはかけはなれた感性をしており、感受性も表現力も人一倍強かったと思う。
それ故他者と相成れない事も多いようで、それが悲しく、もし貴女のよりどころになれるならと心がけた。
残念ながらもう振られているわけだが。
何が怖いって
貴女がどんどん自分の中で小さくなっていく
何でもすると決めたのに
これは振られた言い訳かもしれないのだが
貴女を助けたかった。
オフ内でも何か違う雰囲気を持つ貴女が楽しめる手段として
僕の右手になってくれれば、きっと楽しいよと思っていた。エゴエゴ
他のみんなは全てそのオフらしいところをどこか持っていた。
それ故、絶対にこのオフから離れるのは無理だなぁとどこかしらで感じていたが
彼女は違った。何かが違う。
だから。
僕の
隣に?
そのオフで、誰か一人でも楽しめない人が出るのが嫌だった
そのためになら馬鹿にもなろう 愚者にもなろう と
ただ俺を見下してでもかまわないから指を指してでもいいから笑っていて欲しいと
その延長線上の恋だったのでしょうかこれは。
更にやっかいな事に、振られて半年しか経っていないのにもう好きかもしれない人が出来そうというところ。
彼女は上の理論など通用しない。嗚呼人の気持ちというのはどうしてこうも理論で説明出来ないのだろう
今でも貴女を助けたいという気持ちは変わらない
だが、俺にはもう助ける権利も無いし、力も無い