■夢は食えないというが
学部生がほざかせてもらう。
若いうちは夢を食って生きていけると思う。
バイトをする時間もあまり取れず、毎日のごはんは白飯と味噌汁。
野菜は意識してとるけど。外食もあまりしない。
日常がそれほど単調であってもおれは幸せだ。
本が与えてくれる知識は多彩で無限のように感じられるから。
その世界に身をゆだねていられるのは本当の幸せだと感じる。
まわりを見回せば同じ志を持った学生に囲まれていることに気づく。
あいつも、白飯味噌汁で生きているのだ。こいつも、そいつも。
本だけ読んで生活するこの生活はこんなに幸せだけど、
このままこの貧乏な学生を続けていくのは不可能だと知っている。
だから俺は、今くらいはがむしゃらにやってやろうと思う。
夢がまだ俺に食わせてくれているうちに。
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