不吉な予兆を知らせる鳥が、私の頭上を低く旋回する。
以前どこかで見た風景。
でも今回はきっと大丈夫。
何かを一緒に乗り越えてきた自信はある。
もしもここで壊れる程度のことなら。
最初からなかったと思えばいいだけだ。
そしてあの人はそんな馬鹿じゃない。きっと。
女にはだらしがないけれど。
臆病な自分の心が見せる幻影におびえるのは、もう嫌だ。
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