夜中にコンビニ行くだけのプチひきこもりですが、近頃変な人ばかり見かけます。
三日前は夜中の三時にコンビニまで歩いてたときです。
途中の公園でホットパンツはいたおじさんが公衆便所から出てきました。
男なんだから半ズボンといったほうがいいのかもしれないです。
だけど雰囲気的にホットパンツでした。いろいろとホットでしたから。
おっさんの白い太ももは暗い公園でも目立ってました。
幽霊かもと思って凝視してたら、おっさんは至ってナテュラルな表情で去っていきました。
公衆便所が気になったのですが、なにか嫌な予感がしてきたので中は見ませんでした。
おかげで僕は今日も元気です。
きのうは夜中の二時にコンビニ行きました。
道ばたでおじさんが倒れてました。
アスファルトの上に仰向けです。
まったく動きません。酔っているのかもしれません。
だらしがないと一概に言えないのは、体をまっすぐにしていて道路の白線と平行だったところです。
道で寝るときも多少は遠慮をしたのかもしれないです。
自転車に乗ったおばさんが通りにチリンチリンとベルを鳴らしていきました。
せめてベルで起こしてやろうと思ったのかもしれません。ですが、そのまま通り過ぎていきました。
仕方がないので声をかけました。
「大丈夫ですか?」
「ん?え?ん?ん・・・」
肩を揺すりました。
「大丈夫ですか?」
「ん?え?大丈夫・・・ん」
手で払う仕草なのか待ての仕草なのか、よくわからない動きをされたのでそのまま家に帰りました。
後で見に行ったらおじさんはいませんでした。
外にいる人たちはどうしたんでしょうか?僕が外に出ないうちに世間のほうが先にやさぐれてしまったんでしょうか。
卑怯です。世間様が引きこもりより先にすさんでしまうのは怠惰です。
道で寝るのは臥薪嘗胆の臥薪でしょうか?ではホットパンツのおじさんはもしかして公衆便所で嘗胆でしょうか?
なにを言いたいのかよくわからなくなってきましたが、とにかく僕は猛烈に怒りたくなってきました。
これでは怖くて外を歩けないじゃないか、そう世間に訴えたく、作文した次第であります。
まさかとは思いますが、この「変な人」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのでは ないでしょうか。もしそうだとすれば、あなた自身が変な人であることに ほぼ間違いないと思いま...