■http://anond.hatelabo.jp/20081021180011

中古を買われると、その場では確かに作った側にお金は入らないけど、そもそもそのゲームで遊んではくれるわけで、そこは大切だと思うんだよね。

まったく遊んでもらえないゲームよりはましなわけで。

ほんで、遊んでもらってすごく気に入ってもらえれば、もしかすると続編を新品で買ってくれるかもしれん。

そこまでいかなくても、友達に「あれ面白かったよ」くらい話してくれたりするかもしれん。

「中古ゲームを売る／買う」だけを見ると作り手には損だけれど、いいゲームを作っていれば長い目で見てちゃんと評価され、いろいろな意味でしっかり見返りがあるのが現状だと思うんだ。

この構造は、本屋と古本屋の関係に似ていると思う。

出版社に勤めている友人に、ブックオフをどう思っているか聞いたことがある。

「会社の中には、ブックオフ憎しの人も確かにいる。でも自分はそうは思わない。ブックオフは自分の作った本をより多くの人に見てもらうチャンスを増やす場所だと思う。古本屋でなら買うというなら、ぜひそうしてほしい。図書館でもいい。どんな形であれ、自分の本を読んでもらえるなら幸せだ。もし読んでみて面白かったら、ほかの人にすすめてもらえればなおよい。いい本を作っていれば、必ずいいことがある」

中古ゲームのくだりはこの意見にとても共感して、そのことを思い出しながら書いたので、単に本をゲームに置き換えたんじゃないのってくらいに似たことを書いている。

あとは「古本屋が嫌いなら、古本屋に売りたくなくなるくらいよい本を作ればいい」ともいっていた。

これは「おいでよどうぶつの森」がそれだなと思う。

「おい森」は時間をかけるほど愛着がわいてくるゲームだから、売る人がほかのゲームより少ないのだろう。そのぶん中古価格も高くなってる。遊んで残るセーブデータは単なるデータというより「思い出」になってるんだよね。

まあそういうわけで、中古のことは外野がどうこう言わなくてもまだ大丈夫じゃないの、ということです。

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