思い立って昨晩の午前三時、陰毛を全部剃った。
どうしてそんなことしようと思ったのかはよくわからないけれど、昨晩僕が陰毛を全て剃毛したということは確然たる事実であり、朝起きてトイレでパンツを下ろすと、眼前にはつるつる、いやジョリジョリが確かにあった。僕は陰毛を全て剃毛したのである。
「つるちん」もとい「ジョリちん」を見て、僕はまだ発毛前の「こどものおちんちん」をよりはっきりと思い浮かべることができるのだろうと思っていたのだが。毛のない僕のちんこはあくまで「毛のない大人のちんこ」であり、陰嚢は数倍に大きくなっているし陰茎は太くなっているし、今や黒ずんでさえいるわけで。単なる「毛のない大人のちんこ」からは「子供のおちんちん」を連想することはできなかった。すっかり「つるちん」の光景を忘れてしまっている。
たった6、7年前のことなのに。僕は18歳。高校三年生。陰毛が黒々と生えそろったのはまだつい最近のことだ。小六のころ僅かに発毛しているのを発見し、一年もたてば黒々とボーボーになっていることだろうと始めは思っていた。しかし、「モザイクをかけると黒く映る」くらい生え揃ったのは高校に入ってからだった。大人らしい相貌をもったのは最近のことなのに。もはや僕は自分のこの確かな質量を見て取れるチンコから「子供のおちんちん」を連想することはできなくなってしまった。
だったらなんだといえばそれまでなんだけども。
大人の仲間入りと同時に失うものもあるのだなあ、なんて締めればよいのかしら。
チクチク痛いのが気になって、今日は一日中あま勃起していた。ちんこが一回り大きくなったような気分。
乱文乱筆で申し訳。