■http://anond.hatelabo.jp/20080729031625

心配しなくてもそのうち勧誘されるから、一緒に入ればパラダイス。

さあ、あなたも永遠の幸福と確信と上昇の世界へ！

…という怖い冗談はさておいて（といいつつ冗談ではないのだが）、その友達って「今の自分を変えて成長」云々言ってる時点ですでに手遅れだと思うな。手遅れというのは、そのセミナーの問題ではなくその友人が、という意味で。

考えてみて欲しいけど、日常的にアップ（ハイ）になれる薬を服用してアップ（ハイ）な気分を味わってる奴がいたら、そりゃおかしい、とツッコむよね。でも問題はその人が「薬無しのアップ（ハイ）」を人生の中で手に入れられず、そして薬によるアップ（ハイ）でもなければ人生は生きるに価しない（あるいは自分は生きるに価しない）と思ってしまったということであって、その時点でその人の人生はすでに破綻に向けた下り坂を転げ落ち始めているということなんだよ。

その友達からそのセミナーなりを奪うなら、あなたはその友達に別な「アップ」を与えてあげることはできるのかね？きつい言い方をするけど、あなたを含めた周囲が与えてあげられなかったから友達はセミナーに向かったのではないかな。それなら、「友達」としてあなたにできることは、

(1)自分の人生をかけてその「友達」のアップを与える道を探る

(2)見捨てることによって友達の自覚を待つ、という言訳のもとに友達を捨てる

(3)一緒に転げ落ちる

しかないね。

繰り返し言うけど、セミナーが怪しかろうが怪しくなかろうがそんなことは問題じゃない。問題はその薬の服用の仕方なんだよ。「熱が上がったので、とりあえず熱を下げるために」みたいな感じで、つまり手段として「自分を成長させる一つのきっかけとして」利用する…とでも言うならともかく、「自分を変えようと思って」薬を服用なんてしたら、どんな薬だって毒にしかならないさ。

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