彼女は時折英語の歌を口ずさむ
甘く透き通った声で、どこか物憂げな歌
僕がメロディーを自然と思い出せるようになってきた頃
彼女は「前付き合っていた彼が、小さなカーステレオでよく聞いていた歌なんだよ」と教えてくれた
その歌は、彼女の恋の記憶だったのだ
そしてまたふとメロディーが心に浮かぶたび
胸がきゅんと締め付けられるような気持ちになるんだ
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