好きな人がいる。
共通の趣味に関してはすごく話が合う。
それ以外ではかなり価値観がちがう。
相手はリア充で話し上手で同性・異性問わず友達が多いタイプだ。
いつも、その人から電話がかかってくるのが嬉しくて、こわかった。
嬉しすぎる自分がこわかった。
いつからか、その人からの着信は着信音を鳴らさない設定にした。
たまに電話を取らない事もあった。
だんだん以前みたいに頻繁に電話が来ることはなくなっていった。
自分のことを異性として見ることはできないとそれとなく予防線を張りつつ、
オタ話を楽しむ相手としてのみ見られていたのは当然の事だ。
受け入れてもらえないであろう相手を唯一のつながりであった
オタ話で拒否するってどういう事なんだよ。我ながらひでぇ。
こうやって書いてみると、こんな暗い奴、よく相手をしてくれていたなと思う。