哲学とは、間延びした日常において見逃してしまう生の感覚を最大限にまで先鋭化する試みである。
それゆえ、哲学は生のためにささげられるべきである。つまり、生きるための学問である。
死者にとって哲学は存在せず、生きているものにのみ与えられた特権である。そして、それ自体が生の営みなのである。
そして、生きるために考えた末の結論が、「生きることをやめること」になってはならないのである。
力強い生の肯定、それが哲学の元来持つ本質なのである。
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