ある日道で小倉みなみに会った。
「あの…、あなたは数年前にAVに出ていた小倉みなみさんですよね?」
「はい!そうですよ??、私のファンだった人ですよね。」
「そうなんですよ??、その節はずいぶんお世話になりました」
「ふふふ、でも私もすっかりおばさんになって使われなくなっちゃいました。」
「おばさんなんてとんでもないです。今でも十分にお美しいですよ」
「んー、じゃあ私のファンクラブに入ります?」
「え?そんなのあるんですか?」
「えと、そんなに本格的じゃなくて友達会みたいなものかな??。」
「まさか…」
「あ、エッチぽいのとか金銭のやりとりはなしです。なので会員数がぜんぜん伸びないんですよね」
「あー、それでもいいです。是非入らせてください」
それは月例で食事会をするといった本当にささやかな集まりだった。
今は彼女とは本当にいい友達になっている。
ちょっと残念な気がしなくもないのだけれど。