彼と別れたんだ。どうしてももう一回会いたいっていうから、仕方なく会ったんだ。
なんか知らないけど抱きしめよう抱きしめようとするけど断ったんだ。もうさよならはいったよね、って。
君だって本当は別れる方向に持ってこうとしてて、だけど意気地なしだから言えなくて、それで私が言うことになったわけだよね、そういうことだよねって確認して、それでももう一回抱きしめるだけでいいからって言うから仕方ないなぁって仲良かったときみたいに頭を撫でた。
実際に喧嘩をすごいしたりとかしたわけではなかった。その前日までいつもどおりちょっと会って、ちょっとお茶して、それなりに盛り上がって…みたいな感じだった。何でこうなったのかわからない。わからないけどそうなった。私は全然悲しくなかった。実感がなかったのかもしれない。彼はずっと泣きそうな顔をしているばかりだった。何でそんな顔するのかわからなかった。
まぁそんなわけで最後一回だけハグしたわけだけど、なんだか変な感じだった。妙に熱くて心臓の音がよく聞こえた。あぁこの音よく聞いてたなぁと思った。この音聞くと安心するんだよなぁって。それだけだった。それだけだったんだろうか。よくわからない。いろんなことを一瞬で一気に考えたから覚えてない。やせすぎてて、でも私よりは大きくて、体の厚みもあって、ごつごつしてて、男の人だった。そういうことを何でかよくわからないけどはっきりと感じた。なんでだろう。なんでこうなったんだろう。わからない。なんにもわからない。ぐるぐるとそういうことを考えてた。
もうずっとぐるぐると同じところをまわり続けている気がする。付き合っていたときから、このままいってもという思いがあって、でも断ち切るのは勇気がいって、どうしようどうすればいいんだろうってそればっかりだった。今もまだ、もう一回やり直そうといえばやりなおせるような気がする。だけどまた同じ道をたどる気がする。ぐるぐると同じところばかりまわっていて抜け出せない。永遠に。そんな気がしている。どちらにせよ彼は別れたがっていて、それだけは確かで、わたしはその要求を呑んだのだ。それだけだ。そう言い聞かせてさっきからぼーっとゲームばっかりしてる。なんも手につかない。なんだったんだろう、どうしてこうなったんだろう、なんでなんだろう。どこでまちがったんだろう。どこでわっかを閉じてしまったんだろう?わからないよ。
http://anond.hatelabo.jp/20071111005242 原因の全てを分かろうとする必要はないと思うよ。 そのまま別れない道も、やり直す道も、どちらも有り得る。 でも、今の道を選んだ。 分岐点での感情を...
なんか高2の自分を思い出した。次の恋まで時間かかったなぁ。懐かしい。