野望がある。分不相応かもしれないけれど、ある。
俺は俺のいる意味が知りたい、というのはない。
そんなのは後からついてくる。
先にある場合も人によるだろうけれど、自分は違う。
ただ、ある地点に立ちたい。
……川上稔のいる位置に立ちたい。
そこに行きたい。そこの景色が見たい。きっと感じ方は違うけど、その場の同じ雰囲気を味わいたい。ただそれだけだ。見返したくも、見下ろしたくも無い。ただそこに行って、こんにちわと対等に言いたい。
読者と作者の間でもそんな事し無くてもいいかもしれないけれど、そこに立って言いたい。隣、お邪魔しますと。
それでも分不相応だと思う。それが現実だろう。だから、そこに向かう足は不安でガタガタガタガタ震えている。思考もすぐに弱い方に傾く。
でも、進みたい。
じゃ、おれは秋田禎信ー。 と書くと茶化してるみたいに思われるだろうけど、まあ、頑張ってね。