http://d.hatena.ne.jp/lovelovedog/20071011/saru
このシーンに関する誤解があるのは日本だけなんだろうか。 『2001年宇宙の旅』のそのシーンを、もう一度よく見てください。 骨が変わるものは「宇宙船」ではなくて核搭載の軍事衛星です。
誤解っていうけど、誤解でもなんでもない。リンク先こそそのシーンをもう一度見るべき。ちなみにYouTubeでも見ることができる。猿人-骨-宇宙船。これ見て「おお、骨が核搭載の軍事衛星に!」と思ったやつは頭がおかしい。
まず前提として、この世には核兵器搭載の軍事衛星などというものは存在しない。公式には。だから、スクリーンに映った衛星が、核兵器搭載の軍事衛星かどうかなど、分かるはずがない。比較すべき実物がないのだから。
2001年宇宙の旅の小説版だと、最後は核戦争が起きる。だから映画版でこういった衛星から核弾頭が放出され、それが爆発するシーンが描かれていれば分かるだろうが、そんなシーンはあったかね。
脚本に何と書いてあるかは知らないが、脚本を読まなければ分からないことなど、映画の知識でもなんでもない。
ついでながら、リンク先ではサル、サル、と連呼しているがアレはサルではない。リンク先の引用テキストにあるようにあ、あれは猿人だ。映画では人類の先祖を匂わせており、それは分かる。そして人類の先祖はサルではなく、猿人だ(サルと人類は共通の先祖を持つ)。脚本にはApemanと書いてなかったかね?。