2007-10-05

フリーターの弟が心配だ

フリーターの弟がいる。彼ももう25歳を過ぎた。

年収は詳しくは知らないが、間違いなくワーキングプアだ。

おれは今、実家を出て東京一人暮らしをしている。

たまに実家に帰るたびに、もっと危機感を持て、そろそろヤバイぞ、と弟にいうがあまり効果がない。

両親もたまに同様のことを言うのだろうが、そのたびにふてくされている。

確かに危機感は誰よりも彼が感じているのだと思う。

が、実際には行動を起こさない。

何をやりたいかがわからない、何ができるかわからないからフリーターに甘んじているのかもしれない。

おれ自身は何事も飛び出してやってみれば、結構何とかなるもんだと思っている。

生来、引っ込み思案な彼には、それが難しいらしい。

実家団地だが持ち家で、家賃がかからない。

そのおかげで、彼のフリーターの収入でも何とかやっていけている。

住む場所には事欠かないのがせめてもの救いだろう。

フリーターとしてはかなり恵まれているほうだ。

しかし、これから先は?

両親も年老いて、そろそろ彼らの健康の心配だってしなくちゃならない。

生活費年金が既に支給されているので贅沢をしなければ問題ないだろう。

むしろ、弟が実家に残ってくれているのは、両親らにとっては心強いのかもしれない。

そういった意味ではおれも安心なのだが、弟自身の人生はそれでいいのだろうか。

そのままで満足なのだろうか。

確かにフリーターも一つのライフスタイルではある。

居心地良くて、気に入っていて、十分に幸せならば、否定する気もない。

彼の幸せとは一体なんなのだろうか。

おれが考える幸せの尺度とのギャップが、こういった心配を生むのだろうか?

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