2007-09-11

映画感想「さよなら、僕らの夏」

http://anond.hatelabo.jp/20070911080820

続けて自分も。

すがすがしさはなく、暗澹たる気持ちになりながら、見終わってもじんと心に残る佳作。

少年たちの揺れ動く心、けっして単純ではない機微。

それをうまく描き出した映画だと思います。

レビュー増田も書いている通り、嫌なヤツ(デブ)もそう悪いヤツじゃないんです。

無邪気で、明るくて、何の悪気もないのに、あま噛みで血が出てしまう犬のように、彼は楽しんでいるだけなんです。

実際、まわりのみんなも、川を下るボートの中で彼との友情を感じていました。

うまくいきそう、、、、そんな予感がしていたのに。

でも、やっぱりデブは噛んでしまったんです。

そして、殺されてしまいました。

デブも、生きていればいつか、自分の行為が相手に与える嫌悪感に気付いたのかもしれません。

殺す側にまわった子供たちが気付いたように、大人になっていったはずです。

本題からは外れますが、オレゴンの美しい自然少年たちの小さな恋心も魅力です。

記事への反応 -
  • ※この文章は、映画「さよなら、僕らの夏」のネタバレを含む感想です。 殺したいほど憎いと思う相手って、子供の頃にはいませんでしたか? 爆笑問題の太田さんが「子供の方が実は...

    • http://anond.hatelabo.jp/20070911080820 続けて自分も。 すがすがしさはなく、暗澹たる気持ちになりながら、見終わってもじんと心に残る佳作。 少年たちの揺れ動く心、けっして単純ではない機...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん