2007-09-06

じいちゃんに怒られて悲しくなった


じいちゃんとケンカした。

ただの口論だけど、悲しくて涙が出た。

キッカケは些細なこと。

じいちゃんの車を借りたあと、紅葉マークを元に戻さないことを注意された。

他のタイミングだったら、もう少し優しく受け止められたかもしれない。

ただ今日は久々の徹夜仕事から帰ってきたばかりで、

しかも4時間ほど寝たら、また出社しなければいけない状況だった。

いいわけかもしれないけれど、

疲れてるとき、休みたいときに注意されると、

素直に受け取れなかったりする。

逆に些細なこと過ぎて、イライラした部分もあったかもしれない。

「何でこんなタイミングで、そんな細かいこと言われなきゃなんないんだよ…。」

そう思ってしまって、突っかかってしまった。

じいちゃんに注意されると、いつもこんな感じになってしまう。

ケンカしたいわけではないのに・・・。

じいちゃんだって、注意した方がオレの為だと思っているのだろう。

だから、聞いて当たり前だと思っているのだろう。

事実じいちゃんの言ってることは間違ってないし、正しい。

でも言い方や状況によって、受け止めることが出来たり出来なかったりする。

ソコはオレの至らないところ。

改善の余地があるところ。

じいちゃんにも言われた。

「もっと広い心を持てよ…」

そうね。そうなれたらいいね。

でもオレはその言葉をそのままそっくりあなたに返したいよ…。


前にケンカをしたとき、弟に相談したことがある。

「またケンカしちゃってさ。何とかならないもんかなぁ。」

弟は弟なりの対処法を教えてくれた。

「じいちゃんは気分屋なんだから、怒られたら「はい」って言っておけばいいんだよ。

機嫌の良いときは何も言わないし、忘れてるんだから。」

ちょっとショックだった。

弟はものすごく人当たりの良い人間で、友達も多い。

じいちゃんとも仲良くやっているように見える。

その弟は、じいちゃんに対してこんな風に思ってたのか…

確かにじいちゃんは、怒ったときに言い返されるとさらに怒る。

まぁ、普通そうなのかもしれないが。

でも矛盾してるんだよ。

オレに対して「人の注意は素直に聞きなさい」と言うくせに、

オレの注意は全く聞かない。

もっとばあちゃんに優しくしなよ、とか言っても意に感せず。

たぶん他の人の注意もたいして聞いてないんだろう。

今日もオレ、言ってしまった。

「じいちゃんはオレのためを思って注意してるのかもしれないけど、

そんな言い方じゃオレの心には響いてこないよ?

もっと言い方を考えた方が良いよ。」

(“オレのためを思って”って部分は半分ウソ。そういう見方も出来るってだけ。)

こう言うと、「なんでそう突っかかるんだ。」って怒る。

じゃあ、何でもハイハイって受け流したらいいの?

「注意されたら「ハイ」って聞くのが礼儀だろう。」

なんだソレ・・・?

そんなのが礼儀か?

しばらく考えてたら悲しくなった。

まわりに「ハイ。ハイ。」と応える人間しかいない環境。

それで満足するお山の大将。

そんなの向上が無いじゃないか。

完璧な人間なんかいるわけないんだから、

常に誰かから何かしら注意されることはあるだろう?

それを認めずに、自分の小さな世界で満足する憐れな王様。

他の人が裏でどう思っているか分かったもんじゃない。

そんな世界悲しすぎる。

じいちゃんが目指すのは、オレに強要するのは、そんな世界なの?

礼儀ってのは、どんなに親しい人でも、目上の人でも、

良くないと思う部分は注意し合うことじゃないの?、

そしてそれを認め合い、改善していくのが本当の礼儀なんじゃないの?

考えれば考えるほど悲しくなった。

じいちゃんとケンカしたいわけじゃない。

仲良くできるならそうしたい。

でもじいちゃんがオレに求めるのは、

とてもオレが認められるものじゃないんだ。

申し訳ないけれども、オレのまわりには

じいちゃんより尊敬できる人がいっぱいいる。

その人たちは決して、じいちゃんみたいな言い方はしないんだ。

じいちゃんだって大したもんだよ。

大きな会社から独立して、会社を興して、大きくして・・・。

今オレがこうして幸せに暮らせているのは、

じいちゃんがしてきたことのおかげだとは思う。

でもじいちゃん自身を尊敬することと、

じいちゃんがしてきたことに感謝することは

イコールで結ばれないみたいなんだ。

こんなこと言いたくないけど、

正直、じいちゃんの人間性は全く尊敬できない。

尊敬したくないわけじゃないんだ。

ホントは尊敬して、仲良くしたいんだ。

でも出来ないんだよ・・・。

じいちゃんは80を超えてるし、心臓病もあるし、

カラダのあちこちツラそうだし、

いつ逝ってもおかしくない状況だよね。

なのにこんなままでいるのはイヤなんだ。

このままさよならなんてしたくないんだ。

だから、自分がどうしたらいいか考えてみた。




でも分からなかった。

じいちゃんは聞く耳を持たない。

じいちゃんを変えようとすることはオレのエゴだ。

でも表面だけハイハイといい顔をするのもイヤだ。

どうしたらじいちゃんと仲良くできるのだろう。

どうしたらじいちゃんを尊敬できるだろう。

どうしたら最後のお別れの時、後悔しないで済むんだろう・・・。

このまま逝っちゃイヤだよ?

だからせめて答えが見つかるまで、長生きしてよね。

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