単純な話。
摂取カロリーが消費カロリーより多い状態が続けば、余剰カロリーがいろいろあって結果的に体脂肪となって貯まっていくわけだ。
たまった脂肪をエネルギーに変えて消費するには、体が脂肪をエネルギーに変えなきゃならんような状態をつくってやればいい。
つまり、摂取カロリーを減らして消費カロリーを増やせばそのうち脂肪は使われていくわけだ。
簡単だな。
ただし。
ただ食事制限によって摂取カロリーを減らすだけでは、ダイエットに失敗する可能性が高くなる。
摂取カロリーを減らせば一時的には体重が落ちるが、そこから先、ほとんど体重は落ちなくなる。摂取カロリーが少ないという状況に体が適応し、カロリーの消費を抑えるようになるからだ。
一時的に体重が落ち、それをしばらく続けて、ダイエットが成功したと思ったら大間違い。
食生活をもとに戻すだけで、一気に体重は戻ってしまう。
消費カロリーはもとの状態より少なくなっているのだから、摂取カロリーを元に戻したら、余剰カロリーは少なくなった消費カロリーの分だけ余計に多くなる。
だから、摂取カロリーを減らすことを主眼にしたダイエットをするにしても、消費カロリーを減らさないようにする努力は不可欠だ。