■「ギョーカイ人ぽい」

マスコミ業界で働いている。

仕事は辛い。

理不尽なルールに振り回され、

理不尽なタレントに振り回され、

カツカツの期日に振り回されて、毎日終電かタクシーだ。

それでも友人にはその辛さを愚痴れない。

業界特有の理不尽なルールを愚痴れば「すごーい、ギョーカイ人ぽいー（棒読み）」

理不尽なタレント話をすれば「でも良いなー、会えて、裏の話も聞けるんでしょ？」

タクシーで毎日３時ごろに家に帰る話をすれば「さすがＴＶ関係は金回りがいいね。うちの会社ではありえないよ」

決めの言葉は「それに、給料いいんだから良いじゃん」

純粋にグチりたいだけなのに、向こうはそうは思ってくれない。

愚痴を装った自慢か何かであるんだろ、という様な返事しか返ってこない。

楽しい事を話せば自慢と思われ、辛い事を話せば自慢と思われる。

マスコミ関係者が同業者で群れたがるのは、そのせいもあるのかもね、とふと思った。

同業者なら、本当の自慢と辛い話の区別はすぐに付く。

Permalink | 記事への反応(5) | 09:08

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