2007-05-24

『元カノは「荷物を持って」と言う人だった。

だから今の彼女にも荷物を持ってあげようとしたら

「え?別にいいよ」と言い、持たせてくれない。

元カノはあんなに荷物を持て持てと言ったのに。

どっちにすればいいんだよ、女ってこれだから困る』

というような事を先日愚痴られた。「いや、個人で言うことが違うのは当たり前じゃないのか?」と言ったんだけど奴はなかなかそれが理解できていないようだった。アホかこいつ、今の彼女かわいそうだなとその時はそう思って終わりだったのだが、今思うと、何も奴に限った事ではなくこうした事は程度の差こそあれど結構ありがちなんじゃないかって気もしてきた。個人個人、いう事が違うのは当たり前なのに、「自分」と「自分に言ってくる相手」とおおざっぱに括ってしまうが為に、「自分に言ってくる相手」がいつもころころ意見を変える、俺はどうすればいいんだよ、的に思う、ってのは……増田なんかでも時々見かける。でも当たり前だけど「自分に言ってくる相手」の中身は複数人の全く別の人間なわけで、寧ろ言ってくることが違うのは当たり前なんだけど、人間ってもんはつい自分を中心に考えてしまうからなあ。「俺私」と「誰か」みたいな。逆に言うと、そういう時、自分は相手を「個人」としてみてなくて、何らかの集団の象徴として捉えてるに過ぎないのかな。上の愚痴例でいえば、彼女を個人として捉えてなくて、「女性」の代表者的感覚で捉えてしまっているのかもしれない。

増田とか2chとかで、有る人に意見してみたら、「この前はでも、その逆の事を俺は言われたんだぜ、今度はまたお前にそんな事言われるし、じゃあ俺はどうすればいいのよ?」的に反論されたみたいな経験ある人はいると思うが、(そして「は?なんでこっちに言うんだよ、知らねえよそんなん」とか思う)あれもこれだったのだなあ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん