今月のテーマは「眼球舐め」であった。
我らフェティシズム研究会の実力が試される格好の題材と言えよう。
会員たちは皆、並々ならぬ熱意をもってイメージトレーニングに励んでいた。
「眼球舐めはエロい」「眼球舐めはエロい」「眼球舐めはエロい」
「眼球舐めはエロい」「眼球舐めはエロい」「眼球舐めはエロい」
「眼球舐めはエロい」「眼球舐めはエロい」「眼球舐めはエロい」
唱える言葉が重なり、響き渡る。
しかし、それに満足できぬ者が、フェチ研にはいた。
二年の瀧川である。
例の肉球事件により科せられた謹慎処分が、ようやく解かれたその初日であった。
瀧川はそう主張したのである。
ひたすらにエロスを追求するその姿勢は、当然ではあるが、多くのフェチ研会員の反発を招いた。
深く隠されているからこそ匂い立つフェティッシュ。
全と有望なフェティシストであったはずの瀧川が、なぜそのような妄念に取り憑かれたのであろうか?
(めんどうなので中略)