■俺はおたくになりたかったのだ
他意はない。今でも純粋にこの気持ちである。
ただの田舎の高校生だった私は、田舎の高校の中のさらに狭い同好の中では
最速かつ詳細な情報を持ち、仲間内では一目置かれていたのだった。
だが後に世界の広さを知ることになる。私は井の中の蛙ですらなかったのだ。
寝食を削ってまで(獣)道を突き進まんとするその情熱にただ圧倒された。
そして気づく、俺はおたくではなかった。俺は何なのだ。
今、周囲からはおたくっぽいと言われる事がある。
そうだ、ただおたくっぽいだけなのだ。それだけなのだ・・・。
ある人が言った。
「おたくになろうと思ったって無理だ。彼らは生まれながらにおたくなのだ。」
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