2007-04-02

続・5cm/sec.

http://anond.hatelabo.jp/20070401013856

せっかくなんで『雲の向こう、約束の場所』『ほしのこえ』『彼女と彼女の猫』とDVDを見直してみた。

そしたら驚いた。新海誠、昔っからテーマがまったくぶれてないんだもん。それぞれ単品で見てたときには気付かなかったんだけど、どの作品も「距離感」っていうのか互いの心が離れていくって点においてほとんど同じこと言ってるのね。

『彼女と彼女の猫』はただシンプルに失恋だろうか。

『ほしのこえ』は地球と宇宙とに引き裂かれて。

『雲の向こう―』は目が覚めたら想いが消えて無くなる(=現代の彼と眠った当時のままの私)

好意的にとらえれば、「私小説的」とかよく言われるように“繊細な心の機微”を描いたアニメーションなんだけど。ともすれば“同じ事を手を替え品を買え見せている”と言えなくもなくて。この監督は次に何を見せてくれるんだろうかと不安になったりもした。

おそらく『秒速5センチメートル』が「距離感」のひとつの到達点だと思うので、そろそろがらりと変わったテーマを見てみたいなぁと。

更に言えばテーマもぶれてないが、映像もまったくぶれてない。「鉄道もの(駅・踏切・車窓etc)」「バス停」「空」「SF(宇宙)」が必ず出てくる。もちろん映像技術やらキャラクターデザインなんかにはマシンスペックの向上や専門スタッフの参加もあってグッとクオリティは向上しているんだけど、そろそろ次のモチーフが欲しいような。

ま、なんにせよ私はファンで、DVDはもちろん買って、作品はそれぞれ好きで、次回作が楽しみなんですけどね。

>http://anond.hatelabo.jp/20070402001551

実も蓋もないが一言で言えばそうなる。

まぁ映画に限らず漫画でも小説でもAVでもそういう作家さんは多いような気がするので、好きな人にはたまらないというヤツなんじゃないですかね。メジャーにはなれないかもしれないけど。

記事への反応 -
  • 見てきた。 なんつーか近年まれに見る非モテ映画なんじゃねぇかと、絶望した。 新海誠はやってくれた。なんだろうねこの心のえぐられ具合は。 このインパクトは耳を澄ませばを超えた...

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