彼女はいまだに彼への思いを忘れられずにいた。
彼女を好きな僕はいったいどうしたらいいのだろう?
彼女とずいぶん仲良くなって、でもそれは友達としての
仲の良さでしかなく、「好き」と告白したところで
「友達のままでいよう」と、断られてしまうのだろうか?
そんな彼女を見ているうちに好きになってしまった。
悩むべき問題に向き合って苦しんでいて、
それがどんなことなのかを
僕に話してくれるようになった。
研究者としての将来について、
そんな話を聞いて、ますます彼女を好きになると同時に、
結局のところ僕は友達でしかないのだなと感じてしまう。
彼女は言った。
それが突然無くなってしまったことのギャップに苦しんでいる。
休日になって何もすることがなくなると、思いが溢れて辛い」
彼女は苦しんでいる。
まだ過去を引きずっている。
もう少し、話を聞いていよう。