2007-02-24

誰にも彼にもいらいらとしてしまう日には、あったかいコートをきて、好きなCDを聞きながら街をふらふらと彷徨おう。寒い日の風の気持ちよさとか、涙を誘う歌声とか、そんなものがきらきらしていて自分なんかどうでもよくなる。泣きたくなる。

世界にはこんなにもすごい人が一杯いるのに、わたしには何もできない。

きっとあのこにも、何も出来無い。

彼にも、なにもできない。

だけど世界は凄い人ばかりいるように感ぜられるときもあって、この世はなんなんだろうと思う。

わたしは文章の力なんてぜったいに信じない。

わたしは自分の思い込みと自己愛だけを信じる。

わたしは文章の力なんてぜったいに信じない。

思い上がるな!

すべての言葉を使う人たちよ、思い上がるな。

わたしはなにもかもを呪いたい気分で、泣きたいと思いながら、美しい音楽を聴いて、悲しくなって、家に帰る。

それでいいんだと思う。家の中で腐っているより、よほど健全だ。

思い上がるなと世界はわたしに言う。一度の外出で手に入れる感覚は、一冊の本よりよほど重い。

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