http://anond.hatelabo.jp/20070217133448
テクニック「しか」無い?下賤な台詞だ。表現すべき「個性・独創性」の幻!そんなもの、ハムスターの餌にもならん愚劣だ。
ただただ『技術』を極めろ。お前の筆先は、鑿の一彫りは、ブラシの一吹きは、お前の目の前にある「現実(リアル)」を越える、ひりつくような絶対的リアリティを持っているのか?
お前の描くネコは現実のネコよりも存在感があり素晴らしいできばえか?飼い猫を無くした人がそのネコを見て涙するような出来映えか?
お前の描く風景は、たとえば現実の夕焼けよりも人を感動させるのか?その風景を見た子供に「将来ボクは絵描きになろう」と決心させるほどの風景か?
お前の描く家は、現実の家よりも固く強く人々にあこがれを抱かせ心を温めてくれるのか?10年ぶりに故郷に帰ってきた放蕩息子が家を眺めた瞬間にぐっとこみ上げてくる圧倒的な生活感をその画は感じさせるのか?
お前の描く宇宙は、それを見たNASAの超エリート宇宙飛行士が人格を変えてその後の一生を伝道師として過ごそうと思うほどのショックを与える見事さか?
そうでないとすれば、お前が悩むのは単にお前が『下手』だからだ。お前の描く画が現実の一万分の一も表現できていないからだ。テクニック「しか」ないなんておこがましいわ!
現実を越える描写はセンスの世界の話ですが何か?