リンゴの首がころっと曲がりくねれば人はまばたきをし、苦しみから解放される。
今日はとても暑く雹が舞い散った。独りでに夕日を抱いて泣けば。夕焼けは弾け飛ぶ。向こうの屋根に刺さる。刺さってとろける。
明日はまるっきり唐突に訪れ、多くの扉はまだ準備が出来ていない、ずっとよろしくやってる。
蝶々に挨拶をして、羽の数を数えて、ほっとすればいい。
先に行った喜びの二つ目あたりは元気であるが、飼ってた鯉は病気から抜け出せない。
声を出せども、灰になり、会いたくても会えない。
さよならをいえば、風が吹き、あめだまは転がる、階段を、腹の中を。
脳に振動を与えた爺さんが胸に何か書いているのが見えた、一人で来いと書いてあるのが見えた。
幾度めかの落陽とともに貧しい蝶々に頼ることをやめた。
されど暑く、天を仰ぐ。
あいつと買ったベッドはふかふかで、黒いストッキングがよく映える。いいベッドだ。
中には羽毛の代わりに10円玉が詰まってる。安心できる。
脚は猫足だ。
そのベッドで飛べばいい気分になれる。
でも、ミニスカートのお姉ちゃんは芳しくなくて、ダメな女だ。
中には肉の代わりに羽毛が詰まってる。そのことだけで不安になる。
脚は猫足だ。
ゴムで顔の型を取って、それに水を掬って御偉方の為に血と交換する。
交換した。中には水が詰まっている。いい男だ。
脚は猫足だ。借りてきたやつでなんとか立ってる。どうやら立っていられる様だ。
野暮ったい、狂っている。
かさぶたを取るか隠すか。千紫万紅の千紫万紅の専恣蛮行。
色のついたのれんを捨てて、店もやめて、扉を閉め切って、まだ叩いてくるのを感じ。
バリエーションのなさにあきれ果て、声も出せなくなる。
意図的に連合弛緩出来る人を久々に見た。
俺の書いたのなんだけど、それって凄いの?凄ければ凄いって褒めて。えへへ 凄くないぜ俺だって・私だって書けるって人はこういうの俺も読みたいから書いて。うふふ