2021-03-11

シンエヴァ振り返りを

そういえば観てなかったなあと思って今観てみた

最後まで観れてしまったw

庵野氏の編集なのか

YouTubeとかニコ動でも他人のコンテンツを勝手に切り貼りしているものの絶妙な編集があったりするが、この編集もうまいなあ

というか、映像より膨大なセリフの情報量だけで成立してしまっているというか、

声優ってほんとにすごいんだなあと思ったり(コナミ

ただなあ、カオルくん

償えない罪はないというけど、償えない罪はあるんだよ

エヴァは聖書ネタもあるはずなわけだけど、どんな罪でも許せるのは神様であって、それは神様の特権でもある

人間は他人の罪を許せなくて寧ろ当然なんだよ

例えば、ウシジマくんの作者が描いている弁護士の漫画みたいに、

自分の子供がクズの運転する自動車に轢き殺されたとして、それを許せるだろうか

自分は許さないと思うんだよなあ、クリスチャンとしても許さない、殺人犯が死んでも許さないかもしれない

それを許せるのはまず神様だけであって、人間は神にはなれない

私は神のように罪を許す、という人がいたら、それはある意味では神への冒涜だ、傲慢だ、おまえは神ではないだろ

人間にできるのは神を見習って、模倣しようと努力する、もがくぐらいしかできない

神でもないのに他人の罪を簡単に許せたり、他人の生き死にを決めるのは思い上がりも甚だしいである

さて、しかし、この動画はTV版のことはスッポリ抜けてるのか

今更だけど、映像技術的には本当に綺麗になったんだよなあ

ただ、CGになっても現場は色々大変なのではないかと推測するけど、

どこか超絶的なメカの作画とかの有り難みがなくなってしまったようにも感じる

老害の考えなんだろうけど

CGがない、乏しい時代にどうやってたかというと、まず、手で描くしかなくて、

当たり前だが当然庵野氏も参加しているオネアミスのラストの戦闘シーン、

子供の頃に観た記憶が強いし、確認するのは面倒なので記憶で書くが、

並列して飛行する戦闘機が次々にプロペラントタンクを切り離したりとか、

第二次大戦のドッグファイト映像などを参考にしたのだろうか、

銃の弾丸も発射されればちゃんと溶けて、重力による曲がった軌跡を描いていく

庵野氏が参加したか分からないメガゾーン23のパート"2"の方も、

敵メカの触手が戦艦内の人間まで貫いて破壊したり、

スターウォーズのモーションコントロールカメラのようなものを頭の中で構築しながら描いたのであろう、

敵視点の絶妙なカメラワークで描かれるハーガンだったか、宇宙戦闘用のロボ

それから、当時はPC-9801などで超遅いレンダリングをするしかなかったわけだが、

ディスプレイをカメラで撮影する、もしくはディスプレイの映像を手でなぞってワイヤーフレームの作画をする、

そういった手法もあったように記憶している

しかし、近年はもう複雑なメカはCGによる作画が主体になりつつある

いまだに手で描いている伝統工芸というか職人芸みたいなものもありはするし、

なんだかんだ爆発や煙はCGでは違和感がある場合、メカはCGでもエフェクトは手で描いて合成しているのだろうが、

そういえば永野護だったか、自分がメカを複雑に設定するのは簡単に作画できないようにするためとか言ってた気がするが、

彼のような嫌がらせ?はCGには通用しなくなってしまった、これはこれで素晴らしいことなのだけど問題がなくなったわけではなくて、

一つはCGに描かせれば人間は必要ないのかというとそんなこともなさそうで、

結局はCGに人間の作画っぽく描かせるような職人的な指定をしたり、

レンダリングした結果に人間がいちいち手を入れて修正したり、

自分は門外漢だがそんな感じではないだろうかと推測する(もちろん、技術が向上するとともに人間の労力もどんどん減ってはいくのだろう

ただ、やっぱりTVをリアルタイムで観ていた頃のことをこの15分映像でもちょっと思い出したりはするものの、

自分的には、すでに終わった話をなんで今更蒸し返すの?みたいに少しイラついて思わないところもなく、

しかしながら、現在公開されているエヴァに高評価の人たちもいるわけで、

ぐだぐだ言わないで観ろ、で観てみたら、自分のその苛立ちも吹っ飛んでしまうぐらい良いのかもしれないけど、

正直なところ、今すぐ、万難を排して観に行かなきゃ、とか、

前売り券とかで買わないと特別なパンフとかが入手できない、とか、

そういう感情がまったく湧いてこなくて、

昔々の学生だった頃、社会人に成り立てというか、

就職氷河期で社会人に成りたくてもまともな社会人に成れなかったあの頃だったら、自然とそう思えたんだろうけど、

そういう意味で言うなら、旧劇場版の現実に戻れの実写シーンは、

というか、自分は旧劇場版も劇場では観てなかったんだなあ、後々家でDVDとかになってから観たわけだけど、

実写シーンは憤慨したというより爆笑したというか苦笑したというか、自分はそんな感じだったし、

だから、現在公開しているエヴァが、

「大人になれ。結婚しろ。子供を産め。でなければ帰れ」

というほどでもなく、まあ、アニメはアニメであって、現実は現実で色々あったよね、みたいなメッセージなのだとするなら、

今の自分はもうすでにそのメッセージは届いているのではないだろうか、

という気がする

まあ、それも観ないと分からんけど、頻尿だし、他にやることあるし、貧乳は好きなんだけど、

シン・ゴジラも自分は義務で観に行ってしまって、

というか、シン・ゴジラ公開している時期は、自分で言うのもなんだが、人生で最も成功したというかピークだったので、

臨時収入も入ったし、八岐之大蛇の逆襲を観にいくかな!みたいに思ってたんだけど、

トイレ最後まで我慢してたこともあるんだろうけど、正直、最初からいつ盛り上がるのかなあと思っているうちに終わってしまった感じで、

あー、庵野氏は大人になったんだなあ、周囲の期待に気持ち悪いほど応えてるなあ、みたいに思ってしまったりして残念だった

今公開しているエヴァは、そういう意味では周囲の期待を裏切ってもいるのだろうけど、そのケンケンとアスカとか、

あー、まあ、今の時代、ネットのちょっとしたネタバレで面白さを欠いてしまってるというのもあるんだろうなあ

でもなあ、完全にネタバレしてる作品でも、劇場で観ることによる満足感とか意表を突かれるというかいい意味で予想を裏切られるはあるんだがなあ

シン・ゴジラにはそれがなかったんだよなあ

やっぱあれだ、これは劇画オバQなんだろうな

自分がQ太郎で、庵野氏が正ちゃんなんだろう

となると、なんだかんだ自分が大人になりきれていないのか、文章がまとまらない仕事しよう

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