■素晴らしい靴下を求めて

あらゆる靴下が滅びゆく定めにあった

指先に穴があき

カカトがすり減り

まるでルーズソックスのように、ヨレヨレになっていった

そんな中でたった一足だけ、生き延びている黒い靴下

長き時を共に過ごしてきた

どこかで買ったものなのかも、もう思い出せない

靴下よ

おまえはどこから来た

靴下よ

なぜおまえには

ロゴがない

靴下を買い足したい

靴下を買おうと、私はさまよいでた

何処かへ行こうと

だが何処へ行く？

Permalink | 記事への反応(2) | 02:06

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