凄く嫌みと皮肉ばかり言う人と同じチームで仕事をしているうちに、
彼女の皮肉が気にならないようになった。慣れたってことなんだろう。始めは本当に無理だと思った。家に帰って泣く日もあった。
あまりにもきついので諫めてみると、「ごめんね、怒った?冗談だって!」
だけど慣れたら、今度は自分が彼女のようになってきた気がする。
頭に浮かんでくるのが嫌みか皮肉ばかりだ。
「ねえ聞いて聞いて!」と友達から電話があれば「また失敗したダイエットと合コンの話じゃなければね」とか
「今度スポーツを始めようと思うの!」と言われれば「頭を打ってそれ以上悪くしないようにね」とか。
まだ心の中で思うばかりだからいいけど、本当に普通に返しそうになる時があるんだ。
そんな自分が怖い。だって、そんなこと言われていい気分になるわけがない。
毎日言われてると自然と慣れてくる。こんなのよくない。
でももうどこまでがキツ目で怒ってよくて、どこまでがジョークで済むのか解らなくもなってきてる。
どちらかというと喧嘩のない、おっとりとした家庭で育ってきた。だから、嫌みとかに耐性がなかった。
大丈夫。別に嫌みと皮肉は、他人を傷つけるばっかりではないよ。 マッチング次第。 ぼくなんかだと、皮肉ばっかりの人はさすがに困るけれど 皮肉の一つも言えないような人は、腹...