専攻を頑張っていたけど才能がないとわかった二十歳頃。
家庭を作る能力もなく何も出来るとこがないから奨学金を返済し終わった40歳で死のうと決めた。
就職して働いていれば何かしら励みになることがあるかもしれないという甘い考えもあった。
なんとかやってきたが休職と復職を重ね仕事も居場所もなくなり退職。
声の大きい人に仕事も注目も集まるのはどこでも変わらないと分かった。
気がつけば29歳になっていた。
このまま生きていくというには何もない。
新卒時の面接でさえなかなか通らない位コミュニケーション能力に欠けている。
友人とも恥ずかしくて疎遠だ。家庭を作るなんて夢のまた夢。
再就職の面接でも「うつじゃないですよね?うつならどこもはいれませんよ」と。
一方、奨学金はなんとか返済できた。
死ぬ準備はできている。
なんで死ねないんだろう。
コミュニケーション能力がない人間は職もないとじわじわ選択を迫るのならいっそのこと殺してほしい。
君のやりたい事は死ぬことじゃないだろう。