この父の元に生まれてきて良かったと思った。今までこの家庭に生まれて生きてきて体験した辛い気持ちとかを父に話した。父はそれをしっかりと聞いてくれて、父の言葉を返してくれた。その言葉が嬉しくて嬉しくて、この父の元に生まれてきて良かったと思った。だから私も言葉で伝えた。
「父さん、私父さんの元に生まれてきて良かった」
父は笑ったような泣いたような、そんな顔をしていた。
言葉は伝わる。気持ちは伝わる。幻想でしかないことはわかっているけれど、その幻想を信じられた。それが私の記念日。
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