2008-03-12

恋人との縁が切れるまでを淡々と記録するよ

 半時間、真夜中の散歩をして。

 それからこうして、歯を磨きながらキーをぱたぱたと打っている。

 先日、電話をしている最中に私が仕掛けた(私にとってはささいな)いたずらから、付き合いを見直したいと宣告された。

 彼女の弁を借りれば「その瞬間、魔法が消えてしまったようだった」んだそうだ。

 当然、魔法はいまだ戻らず、しかしすべてが切れてしまったわけではない。らしい。

 すぐに会える距離にいるわけではない。

 でも、出来事があってから一週間後、私はそのひとのもとへ飛んでいた。

 結論を急がないでほしい。結論を急くのがあなたの悪い癖だ。

 そう、そのひとは言った。その通りだと私も思った。

 そして今、帰ってきた私は私の住む街の真夜中を逍遥し、頭の中の期待と不安を日々沈めている。

 私たちはこれから、どこに着地するのだろうか。

 これは疑問でなく、変則的な反語だ。

 分かってる。

 どこにも着地などしない。

 たとえ着地したとしても、機体はすでに裂かれている。

(はっきり言って、こんな増田に真面目に物を書く時点で、すでに自棄なのだ)

 ただ、いまの気持ちを、忘れたくないだけなのだと思う。

 どれだけ屈折していても、この葛藤はなにより真摯なんだ。

 糞ったれ。

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