■ヘソに金のネジが埋まっている男の話
その男のヘソには、生まれたときから金のネジが埋まっていた。
男は、言葉を覚えたときから毎晩、ベッドで、
「神様、ぼくのヘソを普通の人間のヘソのようにしてください」と
お祈りしていたのだった。
二〇歳の誕生日の夜、夢の中に神様が現れてこう言った。
「男よ、お前は神を信じるいい人間なのでこれをさずけよう」
そして、金のネジマワシを男に渡した。
男がそれを(夢の中で)使うと、あれうれしや、今までどうしても
取れなかった金のねじが外れた。
夢から覚めた男は、ベッドの中で神様に感謝し、立ち上がろうとした。
すると、ああ何ということでしょう。
男の尻が外れて落ちた。
ツイートシェア