はてなキーワード: ボルヘスとは
マイクロフィルムのリールを操作して百年前の海外の新聞を読んだり
埃をかぶった分厚い外交文書集を読んだりした薄暗い資料室で
「ああ、おもしろいなぁ。これが学者のロマンなんだろなぁ」なんて思いに浸ったことがあったが
昨日、グーグルのarchive searchを今更知って心底驚いた。
これがあれば研究なんてすぐだろう、
先生方はこの状況を見て「方法論こそが大事」とか言い出すだろうけど、どうせ方法論確立できてる人なんて滅多にいないよ。
いままでのロマン溢れた人文系の研究はなんだったんだと少し虚しく寂しく思った。
まぁ、僕はたいした勉強はしてないけどさ。読売新聞のデータベースとやらもあるらしい。
ちょうど昨日読んでいた硫黄島従軍記
アメリカで捕虜生活をはじめた頃の著者の驚きに共感すること多々。今の僕の驚きと同じ思いだ。
ちっぽけなロマン主義的感情なぞ圧倒的な物量の前には、そうそうかなうもんじゃない。
やはり頼るべきは理性なのかな。現実を知り、ちっぽけな自分の身の回りの現実だけでもうまく裁いていくしかないんだろなぁ。
さて、明日が始まる。