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2007-05-26

文系学問にはロマンがあると思っていたが

マイクロフィルムリールを操作して百年前の海外の新聞を読んだり

埃をかぶった分厚い外交文書集を読んだりした薄暗い資料室で

「ああ、おもしろいなぁ。これが学者のロマンなんだろなぁ」なんて思いに浸ったことがあったが

昨日、グーグルのarchive searchを今更知って心底驚いた。

過去二百年分の新聞記事ですか・・・情報検索の絨毯爆撃。

これがあれば研究なんてすぐだろう、

先生方はこの状況を見て「方法論こそが大事」とか言い出すだろうけど、どうせ方法論確立できてる人なんて滅多にいないよ。

いままでのロマン溢れた人文系研究はなんだったんだと少し虚しく寂しく思った。

まぁ、僕はたいした勉強はしてないけどさ。読売新聞のデータベースとやらもあるらしい。

ちょうど昨日読んでいた硫黄島従軍記

アメリカ捕虜生活をはじめた頃の著者の驚きに共感すること多々。今の僕の驚きと同じ思いだ。

ちっぽけなロマン主義的感情なぞ圧倒的な物量の前には、そうそうかなうもんじゃない

ボルヘスバベルの図書館を思い出した。

やはり頼るべきは理性なのかな。現実を知り、ちっぽけな自分の身の回り現実だけでもうまく裁いていくしかないんだろなぁ。

さて、明日が始まる。

ブログとか持ってないので匿名ダイアリーに書かせてもらった。

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