とかくオタク達は感想を書き留めたり、それを披瀝するのが大好きな人種だ。
濃い目になればなるほど「おれの??論」という奴ができあがり、どんどん強固になっていく。
己の練り上げた小理屈で、理論という石垣を固め上げていく行為が、オタクというモノかも知れない。
まぁ、なんだ。だから「こんなの○○じゃない!」って言葉をすぐに上げたがるんだ、オタクってのは。
もっとも、「○○じゃない!」っていってもなぁ。
今現実に放送され、出版され、製作されて世に流れているモノだけが本物なわけだし、
各個人の目を通し脳で咀嚼されてしまったら、その時点で現実の作品と同一のモノでさえない「キミだけの○○」なんだよね、と。
○○の中は何でもいいよ。
ホットトピックになりえるのは「仮面ライダー」「ドラえもん」「ガンダム」あたりだろうかね。
この三つならすぐにでもヒートアップした議論が出来る。
個人的なことを言えば、「仮面ライダー」に関すれば、響鬼の時いやになるほど目にしたなぁ。その大半が「ボクの響鬼を返せ!」程度の言葉でしかなかったが。まぁ、まず響鬼はキミのモノでない。誰のモノと言われると困るが、著作権の持ち主が石原プロと東映にあり、放映権をテレビ朝日とその系列が持っている、と言うことくらいは一応言えるか。
それに、俺が見ていたのは毎週テレビで放送されているモノであって、「キミの脳内の悪意とミックスされた番組そのものでない何か」との合一性が取れてないからと言うことで激怒されてもなぁ、と。
まぁ、作品そのものはキミのモノではなく、見たときの気持ちはキミ以外の人間には全く意味のないモノなんだけども。まぁ、自分以外に意味がないと判っているから、書き留めておくんだろうけどさ。共感してくれる人間を集めたいんだろうから。