職場の部署にうつ病で通院している人がいる。
その相手に最近疲れてきた。
重度のうつではないとのことで、フルタイムで週5日勤務している。
仕事中ボーっとしていることは当たり前で、よく机で寝ている。
相手のミスやシステムにエラーには信じられないくらいピリピリして、
隠しもせずイライラをまき散らす。
それに対して、私たち部署の人間はうつ病を悪化させないよう、
嫌な顔ひとつせずニコニコとしながらなだめたり、
仕事を代わったり対応しなければいけない。
ここはうつ病の人を支援する特別な部署などではない。
部署内でうつ病の患者が出たからそれに合わせているだけの、全員がふつうの社員だ。
私が忙しく働いていても、うつ病の社員は向かいでぼんやりしているので
ひどくストレスを感じる。
そして自分の担当する仕事だけの進捗を気にして、
少しでも遅いとせかしたりまたイライラする。
他部署に書類を持っていったり、電話したりするのは
接触が嫌なようですべて私が代わりにやらなければいけない。
これは「病人に対する当たり前の対応」なのだ。
その証拠に、私たちへの感謝の言葉などは一度も聞いたことがない。
それさえあれば私の気持ちももっと違っただろう。
病気の人への支援が必要なのは分かる。
私は20代で、うつ病の社員は嘱託再雇用、もうすぐ定年だ。
定年まで働いて少しでもお金がほしいのも分かる。
分かるが、でも、ふつうに働けないならもう休んでほしい。
段々と笑顔で対応できなくなってきた。
向かいの席の顔を見るのがつらい。