ここ数年次々と明らかになる神奈川県警の不祥事と隠蔽体質について、神奈川県警に定年まで勤めた旦那をもつ婆さんが憤っていた。
「神奈川県警は変わった」と。
当然、警察が不祥事なんてけしからん、昔はもっと志が高かった、という意図かと思ったら真逆だった。
「昔は身内を売るなんてことは誰もしなかった。身内のことを表沙汰にするだなんて」
もちろん昔のはバレてないだけで、不祥事なんて山ほどあったんだろう、というのは自明の理なんだけれど、
やっぱり警察関係者の家族がなおそういう認識で、警察官は何をやっても不問に処されることこそが当然、という態度を目の当たりにすると、
フツーの一般的な神奈川県民としては、そら恐ろしいものを感じる。
そういう愚痴を普通の人にしてしまえるほど、自分たちの認識が普通である、と思っているその神経にも。
とはいえ、それでもそれが報道されて一般の目にも触れているんだと思えば、他の不祥事が少ない(ように見える)警察に比べてまだ健全ですらあるのかもしれない。
日本一不祥事が多いといっても過言でないだろう神奈川県警は、外部にそれがよく漏れる点で、日本一健全なのかも。
…いや、それはないな。ただ脇が甘いだけか。