人並みに仕事はできるし、それ以外の人間とは普通にやっていけるので(苛めるような人間とも大人としてつきあっている)特に問題はない。
分かっているけれど、嫌がらせをされるのは、そういう隙が自分にあるからだ。
性善説が染み付いているのか「普通、そんな非常識なことしない」って考えが先にたってしまっていて
いざ嫌がらせをされて、一瞬後にそういえばコイツはそういう奴だった…!と思い出す。
思い出して、ものすごく悔しい思いをする。
一ヶ月くらいは覚えていて、ガードできる。
けれど、それを過ぎるとすぽーんと忘れて、無防備に接して痛い目に遭う。
そういう根っからの陰険な人間は信用しないで、
ちゃんと覚えていれば被害に遭わない。
あるいは、全部忘れてしまえば嫌がらせや、騙されてからも「こいつからは前もあんな酷い目にあった。またか」と悔しい思いをしなくて済む。
忘れてさえいれば、どんだけ不愉快でもそれは偶発的で、不幸な単発事故だったと笑っていられる。
どちらかといえば、後者が望ましい。
陰険な相手の挙動を注意しているのはとても疲れる。
その鈍さをフル回転させてガードしていれば疲れるのは当たり前だ。
嫌なこと、全部忘れられる方法、ありませんかね。