カーステでは、ipodでイエモンをシャッフル再生していたんだけど、
このときは、耳に入らなかった。
「ばーちゃんに会ってこられ」と言うので、
中へ入ったら食堂に父が居て「今、体を拭いてもらっとるところ」だと言った。
ちらっと病室を覗いて、食堂でそれが終わるのを待った。
「お店、いつまで休んでもいいかね?」とかいう不謹慎な話を父にした。
実際、休めるの嬉しかった。
本家の人とか叔母さんとか従兄とかが集まってきた。
私の働いているところから病院まで近いのに、
お店の電話番号を教えてなかったので、最期には間に合わなかった。
父母は、なんとか間に合ったものの意思の疎通はできなかったそうだ。
だから、そんなに、別に。
先に帰って、ちょっと家片付けようってことで母と二人帰ることにした。
エンジンかけたら、ちょうど曲の初めから再生されて、「!」と思った。
「人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)」
なんていうか、ぞわっときた。
たまたまって言えば、そうなんだろうけど。
歌いながら、ところどころ歌えなくなったけど、でも泣かずに帰った。