面接茶番劇マニュアルが産み出すクソ労働環境
http://kusoshigoto.blog121.fc2.com/blog-entry-283.html
自分のブログで書いたら炎上しそう、というか今後のアレに響くからびびってこっちに書きます。
日本の面接茶番劇を作り上げているのは何もクソ企業が原因というわけではない。
もちろん面接する時に、休みや仕事の内容、給料について聞くのが当たり前なんだ。
しかし、面接しようと決意した人が、大手リクナビといった日本の腐った体質のサイトを参考にしてしまうと、はっきりいって聞けなくなるのは当然。
休みや給料、残業等を聞いてはいけないという雰囲気を作り上げている最たる悪だ。
それでも私達の多くは起業する勇気はないし、それ相応のリスクがあるわけで、どこかの企業のどこかの歯車の中に入り込む為に努力するだろう。
だけど、そろそろ気がつかなきゃならない。
影でどれだけ不当な労働環境を押し付ける企業の悪口を言おうが何も解決しない。
日本企業の多くは、不当なのだ。
なるべく安い賃金で、なるべく多くの仕事をしてもらいたいと本気で思っている企業ばかりだし、何よりも重要なのは、その体質は昔からあり、もう根っこの方が地中深くまで突き刺さっているのだからそうそう変わらない。
仕事に対する対価とは名ばかりで、いかに多くの労働時間をささげてきたかに対価を払う企業が圧倒的に多いのだ。
面接時にレコーダーを持っていくという人は何人いるだろうか。
はっきり言おう。
こちらが面接を受けさせて頂に行った企業は、面接をしてやってるんだという高圧的な態度で、別にこちらに何の落ち度も無いにも関わらず、セクハラまがいのセリフを吐かれたり、彼氏居るのかね等、ありえない質問を普通にされたり、あげく、「お前みたいな休みしか考えない人間はどこに言っても面接受からないだろう」といった、おおよそ面接とは思えないような説教までされて帰ってくる人だって居る。
その中で、募集項目に書いてある労働時間についても、面接に行くとビックリするくらい正直に嘘だと明かしてくれる企業まである。
もちろん給料についても、最初提示した金額が、入社後の初めての給料で嘘だったと発覚するケースも少なくない。
これらは、海外ニートさんからしてみると信じられないようなお笑い種かもしれないが、当然のように行われている。
また、仕事の内容にしても同じで、例えば事務で入社したにもかかわらず、気がついたら営業活動をさせられていたという人も実は多い。
最初に労働契約書を結ばない企業も多く
「面接の時はそういう仕事はないとおっしゃっていたと思うのですが」
「君ならできるという期待があったのだ」
等と言った全く話が通じない理由でクビになる人もいるのだ。
本当に重要なのは面接なのだ。
自分がやりたいと思った仕事が見つかる事は1つの夢だといえる。
それらを決定する重要な場面が面接だ。
そこでレコーダーで会話をとらせてもらいますというセリフなどは吐かずとも、ポケットにでもしまっておけばいい。
後々多くの問題が発生するのも面接での会話だ。
その時にレコーダーの会話をもって、ハローワークでもなんでもいいから第三者に助けを求めるべきだ。
「面接の時と全く話が違う!」
→じゃぁ辞めろ。
→そっちが勝手に辞めるんだから仕事放棄だ。
などと言われる苦痛を味わうだけならまだしも
→懲戒解雇だ
→次の企業からお前を聞かれたら、給料の話や休みの話ばかりする社員だったと言っといてやるよ
といった、まるでヤクザのような脅しをかけてくる企業だっているのだ。これは現実だ。
面接を茶番にしている日本という体質を改善する為には、面接官をののしる事でも、企業をののしる事でもなく、自分の身を守る為に最大の努力をしていく必要があるということだ。